【感想】「<無観客有料生配信ライブ>ラブライブ!サンシャイン!! Aqours COUNTDOWN LoveLive! ~WHITE ISLAND~」について語る回~【思索】黒澤ダイヤ「Perfect SEKAI」を哲学してみる回

皆さん、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。(^o^)

年末年始は、29日の昼から3日の昼まで5泊6日、快活CLUBの鍵付個室で過ごしました(笑)

これはつまり、都会の喧騒にまみれた俗世に在りながら、浮世を忍んで隠遁生活???

          ♥個人的な好みでは、五月(いつき)ちゃん推し♥

     ♥キャラ的には”美女子になったもこっち”みたいな三玖(みく)っぺ大好き♥

              ♥あざとさ増量の(?)もこっち♥

    
これは何ともベタで陳腐な安っぽい学園ラブコメものですが、これまでに様々な人生の遍歴を重ねて来ては、今や人生を達観するに至り、また隠遁生活の効験あってか、今は素直に豚にもなれる自由な精神にとっては、これはいいものだ。(⋈◍>◡<◍)。✧♥♥♥

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それでは、本題です。

2020年の12月30日と31日に「<無観客有料生配信ライブ>ラブライブ!サンシャイン!! Aqours COUNTDOWN LoveLive! ~WHITE ISLAND~」が開催されました。


「WHITE ISLAND」は直訳すると「白島」で、北九民においては北九州市若松区の響灘沖にある白島国家石油備蓄基地などをイメージしてしまうわけですが、これは公演のタイトルとは何の関係もないでしょう。試験に出るぞ。(・ω・)ノ

白島(福岡県)- Wikipadia

             白島国家石油備蓄基地Wikipediaより)

それはさておき、芸能ニュースの動画やライブレポートも公開されていますね(^ω^)
    
    

セトリは、だいたいこんな感じ('ω')ノ

   ラブライブ!サンシャイン!! Aqours COUNTDOWN LoveLive!
         ~WHITE ISLAND~ セットリスト

【Day.1】
ーオープニングー
[第1部]
1.聖なる日の祈り(Aqours
2.ジングルベルがとまらないAqours
3.恋になりたいAQUARIUMAqours
ーMC(コーレス)ー
4.青空Jumping HeartAqours)
[第2部](事前収録パート)
5.キモチもユメも一緒だね!(国木田花丸黒澤ルビィ)
6.涙が雪になる前に(松浦果南小原鞠莉)
7.Misty Frosty Love(桜内梨子渡辺曜)
8.Party! Party! PaPaPaParty!(高海千歌黒澤ダイヤ津島善子)
[第3部]
9.MIRAI TICKETAqours)
10.AqoursHEROESAqours)
ーMC(お便りコーナー、告知)ー
11.Fantastic Departure!(Aqours)
12.冒険Type A, B, C!!(Aqours)
13. Future flight(Aqours)

【Day.2】
ーオープニングー
[第1部]
1..聖なる日の祈り(Aqours)
2.ジングルベルがとまらないAqours)
3.HAPPY PARTY TRAINAqours)
ーMC(コーレス)ー
4.青空Jumping Heart(Aqours)
[第2部](事前収録パート)
5.Party! Party! PaPaPaParty!(高海千歌黒澤ダイヤ津島善子)
6.キモチもユメも一緒だね!(国木田花丸黒澤ルビィ)
7.Misty Frosty Love(桜内梨子渡辺曜)
8.涙が雪になる前に(松浦果南小原鞠莉)
[第3部]
9.未熟DREAMERAqours)
10.Step! ZERO to ONE(Aqours)
ーMC(お便りコーナー、告知、新年カウントダウン)ー
11.スリリング・ワンウェイ(Aqours)
12.MY舞☆TONIGHT(Aqours)
13. Future flight(Aqours)

Aqoursの無観客有料配信ライブ第2弾は、現在は白紙状態とも言えそうな5大ドームツアーの
福岡公演と大阪公演の仇を取るべく赤穂浪士の討入りよろしくAqoursちゃん、――そんな感じのカウントダウンライブだったのかどうか、それはさておき、昨年12月9日にリリースされた「ラブライブ!サンシャイン!! デュオトリオコレクションCD VOL.2 WINTER VACATION」に収録の楽曲群は、どこか耳に心地よく、そしてまた心に沁み入るような、なかなか良いものがありました(^^♪
    

今回の公演は、まずは「WINTER VACATION」の楽曲を初お披露目する場となって、それを中心に前後連結させて、キハ58+キロ28+キハ28+キハ58で編成されたディーゼル急行列車
のような内容になっていたと思います。国鉄時代の急行「ちどり」みたいなもんでしょう。

・・・古参の鉄道マニアにしか通じないような、この惜しみない賛辞(^o^)

芸備線備後落合駅は、まだ駅員が配置されていた時代は、ホームの立食いうどんも健在で、ここに訪れた鉄っちゃんたちは皆、いたく感激されているご様子でした。あ、おれも。

特に冬場が最高で、立ち食いうどんにおでんの具をトッピングしてテイクアウト。ついでに幻の駅弁(300円)も購入して、ディーゼルカーの中で雪景色を眺めながらそれらを食すという、――それは、国鉄時代における非効率の極みから生まれたものとはいえ、いや、それゆえに、今思えばとんでもない贅沢だったように思います。今から軽く30~40年ほど前の話です。

何やら訳の分からん方向へと話が脱線してしまいましたが、このへんで話を元に戻しますと、今回の公演は、まずは「WINTER VACATION」の楽曲による影響が多々あって、その結果、センチメンタルでエモーショナル、感傷的で感情的、要は「センチでエモい」といった印象が強く残ったように思います。

上演時間は両日とも1時間45分くらいで、今回は幕間となる時間が事前収録パートに充てられていました。アーカイブで繰り返し視聴することを前提にすると、これくらいのサイズが適切と言えるでしょう。僕も視聴期限になるまで、2公演ともに3周ほどしました(笑)

しかしながら今回は、メンバーの高槻かなこさんが体調不良のため欠席で、症状については「不安による~」ということでしたが、神経衰弱にでもかかられたんですかね?(´・ω・`)

・・・Aqoursで歌姫のエースといえば、高槻かなこ

個人的にはそのように思っているわけですが、かなこ不在のステージは、あたかも厚焼き玉子を忘れた幕の内弁当のようなもので、幕の内弁当には厚焼き玉子は必要不可欠な存在であり、ついでに言うと、僕は玉子焼きは一番最後に食べる派で、それはともかく、そういうわけで、今はしっかり療養されて、そのうちまた元気な姿をファンの前に見せてほしいと思います。

(2021年1月16日追記)
かなこ快復の吉報に、ひとまず安堵。おかえりなさい、きんちゃん(´ω`)

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ここからは個人的に印象に残った楽曲について、適当に語ります。オウ、語るぞ。('Д')

【Day.1】

1.「聖なる日の祈り」(Aqours)

今回の無観客有料配信ライブは、クリスマス仕様の楽曲である「聖なる日の祈り」から始まりましたが、もしかしてドームツアーの福岡公演は、こんなふうに始まっていたのかと思うと、ああ切ない。。。

クリスマスのお姫様な新衣装も、ここで初のお披露目だ!かわいい!(⋈◍>◡<◍)。✧♥♥♥

また「ユニット対抗全国ツアー」をやっていた頃、2018年12月15日に開催されたAZALEAの仙台ファンミ(夜の部)で、かなこがこの曲を神曲に化けさせた記憶がありますが、今回の公演は、そのご本人様がいらっしゃらないということで、それを思うと、また切ない。。。

ところで話は変わりますが、皆さんはクリスマスの日をどのようにお過ごしでしょうか?

私はと言うと、一人で部屋に引きこもって賛美歌でも聴いて、世界の平和と人類の幸福を願いながら、からあげとか食ってます。すき家のからあげは、思いのほか美味でした('ω')ノ

    
 「パニスアンジェリクス(天使のパン)」・・・「あれはいいものだ。」(マ・クベ氏談)

3.「恋になりたいAQUARIUM」(Aqours)

今やAqoursのライブではDay.1用のナンバーとなった感がありますが、朱夏ちゃんは今回も
やっぱりカワイイ!(⋈◍>◡<◍)。✧♥♥♥

4.「青空Jumping Heart」(Aqours)

今回のライブでは、ここで「青ジャン」きました(^o^)

この曲が終わった後にあった、何やら余韻めいた幻想的な演出のシーンは綺麗で、ピンク色の2匹のイルカのホログラムが泳いでいる姿が美しかったです。

今回のは試験運転で、これからステージの演出に積極的に活用していく方針なんですかね? もちろん大歓迎です(^ω^) 

5.「キモチもユメも一緒だね!」(国木田花丸黒澤ルビィ)

今回のステージは、かなこ欠席につき、この曲は一体どうなるものかと心配していましたが、おお、これは!(*'▽')・・・これについては、事前収録バンザイ!(^^)v

しかしこの曲は、メロディーがジュディマリJUDY AND MARY)すぎて、あはは(^o^)

ジュディマリの曲には昔よく親しんだもので、そのためか、このデュオ曲は身体的にすんなりと入り込んでくる感じがあります(^^♪ ああ、20年前が懐かしい。。。(´ω`)

このデュオユニットには「純情可憐~エンジェルキッス」という二つ名がありましたが、曲調があまりにもジュディマリなノリなので「ルビィ・アンド・マル」……ん???

では、ここで「RUBY AND MARY」にすると、また新ユニットが爆誕!?

6.「涙が雪になる前に」(松浦果南小原鞠莉)

こういう、湿っぽくもサラサラと流れるような旋律の曲は、聴いていて心地よいです(´ω`)

個人的な所見では、音づくりが、何だかジョニー・マーっぽい気がしなくもない???

    
   参考:流れるように美しいギターサウンドの名手といえば、ジョニー・マー(^^♪

今回のオンラインライブの一番の見どころは、この「涙が雪になる前に」ということで異論はないものと、ラブライバーだったらなおさらだ(・ω・)ノ

この曲は特に、ステージでの、おすわちゃんとにゃーちゃんによる二人のパフォーマンスと、バックスクリーンに流れていたアニメ1期のエピソードからカットした映像とが、とてもうまい具合に重なって調和して、半ば演劇を観ているような、ミュージカル風の演出というのか、これは大変にエモかったです( ;∀;)
えもちゃんへ:虹ちゃんのアニメ、なかなか面白かったです。果林先輩にヨロシク(^^)v

7.「Misty Frosty Love」(桜内梨子渡辺曜)

この曲は、心の機微を丁寧に掬(すく)い上げたような、センチメンタルなナンバーですね。

センチな楽曲の割にはダンスにずいぶんとキレがあったり、ある意味、こうした不協和音的なところが、一筋縄ではいかない人情の機微を巧みに表現していると言えるかもしれない!?

この楽曲のイメージを端的に言えば、健気(けなげ)という、ひと言に尽きる感じかなん?

個人的には「涙が雪になる前に」とともに、1月っぽい感じの曲のような印象があります。

8.「Party! Party! PaPaPaParty!」(高海千歌黒澤ダイヤ津島善子)

だったら、こっちは「キモチもユメも一緒だね!」とともに12月っぽい感じ!?

この曲は何よりも、ありちゃんが「あーりだよー♪」と歌ってるのがお気に入りです(笑)

ーMC(お便りコーナー、告知)ー

事前収録によるデュオトリオユニットのパートが終わると、そのまま生公演となる[第3部]の始まりとなって、「Fantastic Departure!」衣装の8人が登場しました。

MIRAI TICKET」「AqoursHEROES」と続けて披露したのちにMCの時間となって、今回は「お便りコーナー」なるものが設けられていました。(゚д゚)!

無観客配信ライブなので、こうした企画を加えることで、ライブでのファンとの交流の接点を少しでも増やしたい、そういうことなんですかね??? おつかれさまです ^^) _旦~~

告知では、Aqours5周年記念 アニメーションPV付きシングルの内容が解禁となりました。

これは一体どんな曲かと思えば、前回と今回のライブのオープニングを飾った、あの陽気な曲じゃないですか!(^^♪
    

12.「冒険Type A, B, C!!」(Aqours)

個人的には、Aqoursちゃんの楽曲の中では最もなじみの薄い曲のようで、イントロのところで「ん? こんな曲あった?」とか思いましたが、この曲でした(^^;

13.「Future flight」(Aqours)

この曲は、前回のライブでは演じられることはありませんでしたが、今回のライブのトリ曲にとっておいたんですかね???

それはそうと、これはトリ曲に相応しい曲だと思います(^^)b

【Day.2】

3.「HAPPY PARTY TRAIN」(Aqours)

おすわちゃん、ちゃんとご飯たべてる? 食べないと腹から声でないゾ!('ω')ノ

それはさておき、【Day.2】の[第2部](事前収録パート)では、曲順が次のように変更されていました。MCでのお話によれば、これは、黒澤ダイヤさんからの提案だとか(^o^)

5.「Party! Party! PaPaPaParty!」(高海千歌黒澤ダイヤ津島善子)
6.「キモチもユメも一緒だね!」(国木田花丸黒澤ルビィ)
7.「Misty Frosty Love」(桜内梨子渡辺曜)
8.「涙が雪になる前に」(松浦果南小原鞠莉)

9.「未熟DREAMER」(Aqours)

【Day.2】の[第3部]からは「未熟DREAMER」の衣装で登場。

「涙が雪になる前に」から「未熟DREAMER」の流れは、これは観客側にとってはサプライズとも言える、甚(はなは)だ心憎い演出ですね!(^^)b

主催者側としては、今回の公演では、これを是非ともやりたかったんでしょうね。
考えましたね! ドラマツルギー(作劇法)ですね!(´ω`)

(2021年1月17日追記)
この日の「浦の星」ニコ生を視聴しましたが、この神セトリはDJありちゃんによるものだと、これは設定上の話ではなくて、本当にそうだったっぽい話だったので、申し訳ないです。

そういうわけで、小宮有紗さん万歳!グッジョブ!(^^)b (←お調子者)

10.「Step! ZERO to ONE」(Aqours)

Aqoursちゃんの2020年を締めくくるナンバーは、この曲となりました。おつかれー(^^♪

この後に「お便りコーナー」→「告知タイム」→「新年カウントダウン」だったかなん?

【Day.2】の告知タイムでは、今年の5月1日と2日にAqoursちゃんの地元・静岡で野外ライブが開催されることが発表されました。

ライブ会場となる「静岡・つま恋リゾート 彩の郷」の場所を調べたら、掛川市にありました。

掛川は同じ静岡県でも、駿州ではなく遠州の方ですね。地理的には餃子の都・浜松にほど近いので、掛川公演はたぶん、きゃんちゃん、やったぜ!(^_-)-☆

11.「スリリング・ワンウェイ」(Aqours)

年明け一発目は、またアグレッシブなナンバーをチョイスしましたね!

12.「MY舞☆TONIGHT」(Aqours)

これはステージから火を噴くやつですね。景気づけにいいかもですね!

13. 「Future flight」(Aqours)

それでは、今年もよろしくお願いします。(^^)v

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     1月1日は黒澤ダイヤちゃんのお誕生日でした。おめでとうございます

    
   で、これはまた年明け早々から、ぶっ飛んだヤツを投入してきましたね!(^o^)

黒澤姉妹は、果たしてシュールな路線がお好きなのか、この前は妹が酔狂なノリで攻めて来たかと思えば、この度は伊達の美学にすっかり傾倒されてしまったお姉ちゃんが電撃で斬り込んで来たりして、で、あの刀は「日輪金剛刀」??? ということは「鬼滅のダイヤ」!?

いやあ、まいったね。。。実は「お騒がせ黒澤姉妹」!?(^^;

個人的にはエレクトロなダンスミュージック(EDM)も、耽美的で華美な絵柄も、ともに大好物なので「うわぁ、やったあ♪」な感じですが、しかしこの段階でこういうものを出されたら、「その後のメンバーたちのバースデーソロ曲はどうなるの!? 大丈夫なの?」といった感じもしなくはなく、とはいえ、これから一体どうなるんでしょうね!? 楽しみですね(笑)

(2021年1月16日追記)
そう言えば、2月と3月のバースデーソロ曲はそれぞれ果南ちゃんと花丸ちゃん、ということはAZALEAですね!(≧▽≦)
     
       延期のさらに延期になった1stライブ楽しみにしています(^^♪

「Perfect SEKAI」のMVは、ビジュアル的には、ボカロや東方のMVに「鬼滅」の要素を加えたようなノリにも思えたりしましたが、その一方で「菊と刀」ならぬ「百合と刀」の文化的なシンボリズムを感じたりもして、西洋の人たちは、こういうのが大好きでしょう。たぶん。

また、このMVには白百合の花が象徴的に登場してきましたが、白百合の花言葉は「純潔」や「威厳」などで、キリスト教圏の世界では、この花に聖母マリアのイメージがあるようです。

    ♥白百合、マドンナリリー、……つまりそれは、lily white(リリーホワイト)♥

   ♥のぞみ:「いい? 白いユリの花を見たら、うちのことを思い出すんよ♡」

それはさておき、今回のダイヤちゃんのバースデーソングについては、個人的には映像も音楽も大変に大好物なわけですが、その一方で、去年の夏ごろから「現実世界」と「虚構の世界」の関係性について、ウダウダと談義してきた身としましては、タイトルと歌詞にもまた大いに心惹かれるものがあります。

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それでは、今回の「哲学病のコーナー」です(^ω^)

(ⅰ)
哲学の文脈で単に「世界」と言えば、それは端的に「すべて」という意味で、そういうことになると、「現実世界」も「虚構の世界」も結局は「世界」のうちに取り込まれてしまう。

単に「世界」と言ってしまえば、それは同時に「完全さ」を意味することにもなる。
そう、「世界」はすでに完全なのです。(←だから、なんなんだ!?)   

まあ、とりあえず、ここで確認しておきたいのは、「完全な世界」と「不完全な人間存在」の対比の構図といったところですか。('ω')ノ

「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」(福沢諭吉)

「人は人の上に人を作る、人の下に人を作る。」(←不完全な分際で愚か者めがw)   

「則天去私」:晩年の夏目漱石はこれを理想の境地とした、ということでした。だよね?
        わかる、おれも。(´ω`)

はい、結論です。「現実世界」と「虚構の世界」に優劣を定めているのは、所詮は「不完全な人間存在」の所業にすぎましぇーん(^o^)

(ⅱ)
「完全完璧な三角形は現実界には存在しない。」・・・プラトンの「イデア論」ですね。

師のソクラテスと弟子のプラトンは「イデア」を談義するのが大好きだったらしいです。

イデア論」では、「現実界」を不完全な世界と見なして、完全な世界としての「イデア界」を想定したということですね。たしか。

真の実在は「イデア界」にあって、「現実界」に居るのはかりそめの器ということで、こういった考え方は中二病の原点みたいなところがありますが、これはキリスト教の教義とも大変に相性がよかったらしく、プラトンの「イデア論」はやがてキリスト教哲学にも取り入れられ、これが紀元後3世紀ごろの話で、西洋哲学史ではそういうシナリオでした。ですよね?

ちなみに、プラトンは紀元前3~4世紀ごろの時代の人らしいです。

このへんは、まともに勉強したことないんで、よくわかんねえで、あしからず。。。(^^;

プラトニズム - Wikipedia

それはそうと、そうだ。僕は「イデアと実存」の探求者を標榜する身だったのだ。(゚д゚)!

(ⅲ)
さて、黒澤ダイヤさんの「Perfect SEKAI」は漢字に置き換えると「完璧世界」ということになるようですが、歌詞から見た意味内容はどちらかというと「理想世界」を歌っているような印象があって、その中では「矛盾が純度を高めます……」と弁証法についても言及されていました。少年少女の諸君にとっては、これは勉強になりますね。よかったですね(^^)v

「理想世界」は曲のタイトルの形式に対応させると「Ideal SEKAI」(あいでぃある せかい)ということになって、ちなみに「ideal」と「perfect」は類義語の関係にあるようです。

(ⅳ)
以上、(ⅰ)から(ⅲ)まで雑談したところで、このへんで結論めいたことをまとめましょう。

「Perfect SEKAI」は、歌の内容は「完璧世界」というより、どちらかというと「理想世界」すなわち「Ideal SEKAI」といった感があるわけですが、「ideal」と「perfect」とは類義語の関係にあって、意味するところはお互いに同一の内容を共有できそうだ。

・日本人の語感としては「アイディアル」よりも「パーフェクト」の方がカッコいい。
・また「理想世界」よりも「完璧世界」の方がヒネリが感じられる。

そういうわけで「Perfect SEKAI」「完璧世界」。よっしゃ!よっしゃ!(←そうなのか!?)

あと、ここでひとつ付け加えておくと、ここが大変に重要なわけですが、自分の記事ではこれまでに「夢や希望、理想や理念を抱くことはできても、抱き続けることは難しい」と、何かにつけて語ってきました。

これは何も他人事ではなくて、自分の現実世界における日常において、ある時はつくづくと、またある時はひしひしと、さらにある時にはしみじみと、日々実感したり、痛感させられたりして、弱い心では、夢や希望を抱き続けることは本当に難しいと思います。。。(´・ω・)

そういった事情あって、個人的には「……だからやっぱりもっと強くなってみたい」という、この何の変哲もなさそうなフレーズに、何か特別に意味深なものを感じてしまいました。

今回は「Perfect SEKAI」の歌詞について軽く哲学してみましたが、最終的に明らかになったことというのは、結局はこういうことですね。('ω')ノ

歌の内容から察するに、実はダイヤさんもイデアと実存」の探求者だったのだ!(^o^)

心強い同志がいてくれて、まったく頼もしい限りです(^^)v

われらの親愛なる同志 われらの輝ける黒澤ダイヤ同志 万歳!万歳!万歳!(←けつろん)

(2021年1月16日追記)
そういうわけで、「Perfect SEKAI」のMVは、個人的には大変に共感の湧く内容となっていたわけですが、それでも、今回のこれまた性懲りもないバカ記事を公開した時点では、この曲の歌詞にある「透明な意識で抱きしめるあなた」「最低で崇高なリズム」という、この二つのフレーズには、まだいまいちピンとこないモヤモヤしたものがありました。。。(´-ω-`)

しかしこのことは、詞の内容を一般的・普遍的な意味として理解しようとするところに無理が生じるのであって、「透明な意識で抱きしめるあなた」は「匿名の記事で談義してるあなた」に聞こえるの如是我聞(にょぜがもん:私はこのように聞きました)・・・うむ、分かる。

そして、自分のこれまでの記事を振り返ってみると、そこにはいわば「最低で崇高なリズム」が延々と流れ続けているのに気付いたりして、自分のノリや語り口というのは、つまりそういうもので、またそれが自分の「文体」ということなのだろう。。。( ˘ω˘ )

で、それを「好き」だと言ってくれて、そうですか。……お、おれも。(←ただの妄言)

今回のMVには、個人的な大好物をてんこ盛りにして、さらに「気づき」や「うながし」まで与えてくれるという、まったくありがたいことです(´ω`)

「Perfect SEKAI」歌詞の意味考察をした、まともな記事を見つけたので、参考にリンク先を貼っときましょう('ω')ノ

黒澤ダイヤキャラソンソロ曲「Perfect SEKAI」歌詞の意味考察・CD情報!

ところで話は変わりますが、今回の拙記事の冒頭で、小説らしき作品を書いていると言いましたが、これまで紆余曲折はあったものの、事が順調に運べばGW明けには完成して公開できる予定のつもりでいます。

しかしまた、啞然として愕然とする結果が目に見えるようでもあります。それでまた現実世界に幻滅して絶望を感じることになるのかもしれない。ああ、いやだ、いやだ。。。(´・ω・)
                  「あびゃー」

・・・それでも書きますけどね(笑)

ラブライブ!」公式は、もしかして理力(フォース)の暗黒面(ダークサイド)が使えるのか、今年の自分は、おそらく、たぶん、きっと、必ずこうなることを予測してか、今年は、とても素敵な素晴らしい、大変に心のこもったお年玉をありがとうございます(^^)v

今回の「Perfect SEKAI」という、この同志愛あふれるナンバーは、自分にとっては歌の内容をまるごと主体化できてしまいそうな、親しみ深く愛着を覚えずにはいられない、そんな作品に思われました。そして、そのことはまた、自分と似たような状況にある創造的な人たちにも当てはまることでしょう。がんばろうぜ(^ω^)

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たしか前回の拙記事で、中島義道の『明るいニヒリズム』を読み終えて「第2章と第5章が特に面白かった。云々……。」とか語っていました。

2か月ほど前の自分は、こんなことを語っていたようです。はあ。

「前回の記事では第2章にあった議論ついて言及しました。今回は第5章の議論をネタにして語ろうかと考えましたが、実はまだ言葉がまとまっていないので、それはまた別の機会にしたいと思います。」・・・うむ、さよか。('ω')ノ

そういうわけで、その機会が今回になりました。パンパカパーン!(^o^)

第5章の「これは面白く、読みごたえがあった」という箇所を本書から抜粋しました。

 過去や未来が観念にすぎないこと(未来は観念とすら言えないほど希薄なものであるが)はわかりやすい。では、現在も観念にすぎないのか? あえてそう言い切ってしまうのが、物理学的世界像である。 

 しかし、われわれは現在の二重の相を知っている。過去の場合と異なって、われわれは二重の現在を「生きて」いる。いかに時間が経過しようとも、私はその時間がいつも〈いま〉であることを知っている。この知は客観的時間に関する知とはまったく別のものである。あえて記述すれば、何ごとかが絶えず湧き出し、それが絶えず消えていく場面、それが〈いま〉なのだ。

               (中略)

〈いま〉が神秘であるのは、私があらゆる客観的な時間理解より以前に根源的に〈いま〉を理解しているからではなく、むしろ私があらゆる客観的な時間を理解した後にも、〈いま〉はそれから「はみ出る」からなのだ。

               (中略)

 カントに代表される観念論(超越論的観念論)にとって、世界は「観念の総体」であるが、「観念の総体」は(空間的なイメージで)閉じられているわけではない。そうではなくて、観念論は〈いま〉において限界に直面するのだ。観念論は〈いま〉でさえ観念に仕立て上げてしまう。観念論の「うち」でわれわれの理解している〈いま〉は〈いま〉という観念にほかならない。

 だがナマの本来的な〈いま〉は観念論の枠組みが崩れるところ、むしろ観念としてどうしても取り込めないところである。それは刻々と新しいことが生じている場であり、同時に消えている場であり、光を感じ、音を感じ、さまざまなものに触れる感じがし、味わいがし、臭いのする場である。


 この〈いま〉を決定するものとは何であろう? 新しい〈いま〉はどこから来るのであるか? もちろん、「どこ」からも来ない。「どこ」とは場所であり、未来は場所ではないからである。

 では、「どこ」からとも言えず、台風のように電車のように運動して「来る」のでもないのに、刻々と新しい〈いま〉が湧き出すとはいかなることなのか?

 これは、これ以上説明できない端的な事実、フッサールの言葉を借りれば、「原事実」と呼ぶほかないであろう。

 刻々と新しい〈いま〉が湧き出すことが、きわめて不思議な感がするのは、科学的に説明できないからにすぎない。大森は「それは万有引力が距離の二乗に反比例することに何の理由もなくただ事実そうである」(『時間と自我』)と言っているが、この意味で「原事実」なのである。

〈いま〉とは絶対的に新しいものの湧き出しであり、それは絶えず湧き出しながら、刻々と凝固していく。われわれはそれを記号化=空間化=過去化し、観念の「うち」に位置づける。〈いま〉とはそれ自体として対象的なあり方ではないが、それ自体をそのまま生け捕りにはできず、それが一つの観念として位置づけられることをもって、振り返って「いま」という意味を得るだけのものである。

               (中略)

 さまざまな哲学者は、世界が消えゆき湧き出す時としてのこのナマの〈いま〉に気づいていた。

生の哲学(Lebensphilosophie)」はその典型であろう。ディルタイがその始祖の位置を占め、ベルクソンあるいはニーチェやファイヒンガー、さらにはライプニッツホワイトヘッドも入れていいかもしれない。

 これは先に(第2章で)検討したように、「観念の総体としての客観的世界」
すなわちわれわれ人間的主観が意味付与した世界こそ「実在」とみなす立場(「構成主義」と言いかえてもいい)に対して、記号化され観念化される以前の世界こそ実在とみなす立場である。ここに開かれる実在は「生(Leben)」と呼ばれる。
彼らが「生」という言葉を使う背景には、(デカルトからフッサールまでえんえんと続くのだが)実在するもののモデルを数理的・物理学的対象に求めることに反発し、むしろそれを生命体に求めることによる。

 しかし、根源的領域を「生」と限定した瞬間に、それもまた観念に記号になってしまうであろう。この危険を最も自覚していた哲学者がベルクソンである。ベルクソンは、生命を根源的領域とみなすには、それが根源的な〈いま〉と直結していることを示さねばならないと考えた。つまり、根源的領域を隠蔽する最大のものは時間の空間化、すなわち〈いま〉という時、すでにない時、まだない時の根源的差異性を忘却して、ただ時間という名の空間上に位置するそれぞれの点を可能な現在とみなしてしまうことなのだ。

 こうした死んだ点としての現在ではなく、生きた〈いま〉を取り戻さねば、いくら「生」という実相を強調しても、われわれを待ち伏せしている空間化・記号化という根強い誘惑から逃れることはできないであろう。

 しかも、その場合、ただ〈いま〉に特別な名前を与えて特権化すればいいわけではない。〈いま〉を「純粋持続」と呼んだとたんに、ふたたび〈いま〉はその概念の示す一般的な何か、対象的な何かになってしまうのだ。では、いかにすべきか?

 哲学が言語を使う限り、いかに斬新な概念を導入しようと、たちまちのうちに固定され疑似物体化されることを避けることはできない。ベルクソンはそのことを熟知していた。よって、彼は折に触れてそれが観念化された〈いま〉ではない、と語り続けることを選んだのである。

               (中略)

 湧き出し消えてゆく原事実であり、意味を付与しつつある〈いま〉をすでに意味が固まった一つの客観的世界にはめ込むことはできないのである。一方で、〈いま〉が湧き出し消えゆくことに着目すれば、われわれは永遠にこの〈いま〉から抜け出ることはできない。これのみが実在なのであるから、客観的世界は幻想に等しいものとなるであろう。他方で、〈いま〉が湧き出し消えゆくことを無視すれば、整合的な客観的世界は構築されるが、それは根源的事実としての〈いま〉やこの「私」の体験するすべてのことをはじめとして、膨大なものが排除されることになってしまうであろう。

          ――中島義道『明るいニヒリズム』(PHP文庫)より――

ここに書かれてある内容というのが、これが実に自分が探求している真理と大変に相性がいいわけで、唯一の実在と言えるのが「生命」すなわち「いのち」であって、あとはぜんぶ観念にすぎない。・・・ベリナイス、ベリナイス、ベリナイス、なんて素晴らしいんだ!(≧▽≦)

本書でいう「客観的世界」というのは「現実世界」から魂を抜き取ったもの、くらいに考えておけばよいでしょう。

そして魂は、言い換えれば「いのち」は「現実世界」にも「虚構の世界」にも行き交うことのできる唯一の実在。

なお、ここでの人間存在は「心・身」二元論ではなく「心・身・命」三元論の立場をとる。

ここで、ひとつの命題になるまで議論を煮詰めることができました。(^ω^)

「いのち」の立場にたてば、「現実世界」「虚構の世界」も等しく観念。

これを第一原理に、今年もわっしょい!わっしょい!(∩´∀`)∩

世界が平和でありますように。それでは皆さん、ごきげんよう