【真の自己実現とは!?】【精神的貴族のユートピア!?】今頃になって、TVアニメ「ラブライブ!スーパースター!!」1期第11話&第12話について語る回

皆さん、こんにちわ。まずは時事的なネタから(^o^)

2月12日(土)はAqours(アクア)ちゃんの6thライブツアーの名古屋公演(OCEAN STAGE)のDay.1がバンテリンドーム ナゴヤで開催されました。本日13日(日)はDay.2公演が開催される予定です。

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Aqoursちゃんの6thライブツアーは一応ドームツアーとなっているらしく、3月には埼玉県のメットライフドームで開催される予定になっています。バンテリンドームもメットライフドームもキャパ4万人規模の会場で、新型コロナによる外部不経済で下方修正しても今回のライブツアーは1公演あたり現地組の観客数が2~3万人規模のライブくらいになるんですかね? 

ちなみに、僕は名古屋公演のDay.1に配信で参加しました。視聴券は手数料込みで6,550円でした。GO TOイベントのキャンペーン価格の適用がなくなったとはいえ、やや高価になったような気もします。今回の会場が国内にある6大ドーム(札幌、埼玉、東京、名古屋、大阪、福岡)の一つになっているということも関係してそうですね、たぶん。なお、金銭上の都合からDay.2公演の視聴券は購入できそうにありません。申し訳ない。。。(^^; 3月の公演にまた配信で参加するつもりです(^^♪

ライブの内容についてはここでは特に語りませんが、あえて言えば、ライブ中盤のセクションでの「新衣装」と称してディスコティックな古いファッションをモチーフにしたようなデザインの衣装が新しくもあり懐かしくもある感じで個人的に印象的でした。30~40年くらい昔(?)に流行ったディスコ・クイーンの麗しい姿を彷彿とさせるようなAqoursちゃんが可愛かったです。特にあいきゃん(⋈◍>◡<◍)。✧♡

この「新衣装」で「KU-RU-KU-RU Cruller!」をやったら、いよいよ往年のマハラジャやジュリアナの懐かしのディスコ・シーンが今によみがえりそう(←適当)

 

2月11日(金・祝)にはLiyuu(リーユウ)ちゃん初のソロコンサートが開催されました。おめでとうございます(^^♪

また、今を遡ること半月ほど前の1月29日(土)には「結女放課後放送局 リエラジ!」の公開録音と「ラブライブ!スーパースター!! Liella! 生放送」の公開生放送がサンリオピューロランドで開催されるイベントがありました。

この日は、嵐 千砂都ちゃん役の岬なこちゃんがコロナ休みで欠席でしたが、2月9日には無事に復帰されたようです。お疲れ様です。

  

それはそうと「ラブライブ!シリーズ」がサンリオとコラボしたことは以前にもありましたが、またAqours(アクア)ちゃんのキャストメンバーおすわちゃんはソロ活動でマイメロちゃんとガチでコラボしていまたが、今回はLiella!(リエラ)ちゃんのメンバーがサンリオのキャラとコラボして、あらかわいい(⋈◍>◡<◍)。✧♡

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キャストのリエラちゃんが1stライブツアーで日本の10都市を巡回しているかたわら、TVアニメのBDも順次リリースされました。BD封入特典でソロ曲が5曲と全員曲が1曲の計6曲、全巻購入特典でデュオトリオ曲が4曲と全員曲が1曲で計5曲と、ここで持ち歌が11曲も増えることになりました。特典用の録りおろし楽曲を寄せ集めたらアルバムが1枚できてしまいますねΣ(・ω・ノ)ノ!

そして3月2日には正式な1stアルバムをリリース、さらに3月12日からは2ndライブが始まって、今年もリエラちゃん怒濤の快進撃ですね!おめでとうございます!(^o^)

  

BD封入特典のラストを飾る一曲はフォークソングでラブ&ピース!?・・・すでに「リエラのうた」もあって、「素朴なナチュラル志向」はリエラちゃんの持ち味の一つになると言えるかもしれません(^^♪

話は全然変わりますが、下のEPアナログレコードは今から50年以上も前にリリースされた作品です。「THOSE WERE THE DAYS」が邦題だとなんで「悲しき天使」になってしまうのかは訳の分からない謎ですが、しかしこのジャケット写真に記載された情報内容を詳細に見てみると、これはLiella!あるいは、かのんちゃんのキャラ設定の原風景な感じもしなくはない??? 「トゥ トゥ トゥ!」もおそらくB面曲の「ターン・ターン・ターン」から着想を得たものでしょう(←適当)

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われわれの「LoveLive! Days」も遠い時がたてば「THOSE WERE THE DAYS(あの頃はよかった)」となって、生老病死の人生の悲哀の中にもある種の力強さを秘めて……みたいな感じですか。みんな、ガンバレヨ!(^ω^)

  

個人的にはこの曲は大変に好みのするタイプ(⋈◍>◡<◍)。✧♡ 楽天ブックスでBD全巻購入はとうてい無理な懐事情なので、2ndライブを楽しみにしています(笑)

  

BD封入特典にあった、ちぃちゃん(なこちゃん)のこのソロ楽曲はガチで80年代してそうで、これは映画『フラッシュダンス』(1983年)を意識したもの???

リエラちゃんのBD封入特典と全巻購入特典の試聴動画をひと通り聴いてみると、このグループは「正統派おしゃれ系ポップアイドル」の路線で他のグループとの差別化を図って、また90年代半ば頃に活躍したいわゆる「渋谷系」と呼ばれていた一派を意識しているのではないかと、また適当にそんなことを思ったりしました。当時はフリッパーズ・ギターやピチカート・ファイブ、カヒミ・カリィなど、僕もよく聴いていました。今からすれば単に「あの頃からやり直したい」だけの過去でしたが、まあ、あの頃はあの頃でそれなりに懐かしい。。。(´ω`)

  

ギルキスちゃん(Guilty Kiss)の「Guilty Eyes Fever」「Phantom Rocket Adventure」とか個人的に大好きな曲だったりしますが、ギルちゃんとリエちゃんはイメージカラーは同じ紫色とはいえ、しかしリエラちゃんのイメージ戦略からすると、この手の曲はたぶん今後もやらなさそう???

やるせない情念の火照りをメラメラとたぎらせては心苦しい胸の内を告白するような哀歌(エレジー)は、リエラちゃんが歌うにはまだ早すぎる!?

ちなみに「紫の君」とか「紫の上」などといえば、ラブライバーにとってはこれは大変に重要なことですが、「ラブライブ!」界におけるアフロディーテな存在であらせられるノゾミちゃんを忘れてはいけないでしょう(←地母神信仰)

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     君は僕の愛、僕の夢、僕の希望、僕の情熱。(⋈◍>◡<◍)。✧♡

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このへんでそろそろ本題に入りましょう。(・ω・)ノ

今回の記事は去年の11月から作りだして現在まで未完成の状態になっていましたが、そろそろ完成させたいと思います。これが公開できたら、そろそろ小説らしき作品の執筆を再開しようと計画しています。

ここでは今頃になってTVアニメ「ラブライブ!スーパースター!!」1期の第11話と第12話について語っていきます。

この作品はもはやオタク向けの深夜アニメではなくファミリー向けのお茶の間アニメになってしまって、少年少女たちの情操を育むような教育的な内容も物語の随所に盛り込まれていた感じでしたが、特に第11話と第12話のこの2つのエピソードはその傾向が特に顕著だったようにも思います。

まずは、両エピソードのまとめ記事を貼っておきましょう。

ところで「スーパースター!!」のTVアニメ1期の第11話と12話には、かすかに微妙なものではありますが、「ラブライブ!」(無印)2期の第8話と第9話の面影を感じなくもない!? この一連のエピソードはそれぞれ女神回と神回だったのでした。これも今からもう8年近く前の話ですね。チュンチュン (・8・)

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【#11 もう一度、あの場所で】

このエピソードは、かのんちゃんが「かつての因縁の場所で過去のトラウマと対決を果たす」という内容の「かのんちゃん回」でした。

 

ストーリーをなぞっていくと、まずは「Liella!(リエラ)ちゃんラブライブ!東京大会進出!!おめでとう!!!」という所から始まりました。

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    クラスメイトからも熱く祝福されて、おめでとうございます(^ω^)

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ここでスクールアイドル部の一同は校内放送で理事長室に呼び出されて、ここでまずお茶目な恋ちゃんのお話となりました。

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                  れん:「ハッ!」

 

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              れん:「わたくしのせいです…」

 

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              かのん:「恋ちゃん…」
              すみれ:「恋が?何したの?」

 

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     れん:「実はこの前部室に入ったらパソコンがついていまして…」

 

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                 れん:「もう!」

 

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               れん:「ん?」

 

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               れん:「ううっ…!」

 

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                 <カチッ>

 

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              れん:「はあああっ!」

 

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れん:「興味本位でつい…生徒会長ともあろう者があんなものを…。あぁ…失格です停学です退学です…わたくしの人生終わりました…」

 

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       かのん:「いや、さすがにそれはバレてないんじゃ…」

 

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れん:「申し訳ありません!わたくし葉月恋生徒会長ともあろう者が興味本位であのようなものを見てしまいまして…」

 

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理事長:「何言ってるの?」
れん:「えっ?」
理事長:「来てもらったのはこれが来たからです。澁谷さんと嵐さんの母校の小学校からあなたたちに歌ってほしいって依頼」

スクールアイドル部の一同が理事長室に呼び出されたのは、つまりはこういうことなのでした。朗報です。おめでとうございます(^ω^)

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            かのん:「私とちぃちゃんの?」

 

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理事長:「えぇ。母校の卒業生が始めたスクールアイドルの歌を生徒に聴かせたいって」
れん:「そういうことでしたか~」
クゥクゥ:「すばらしいデス!是非参りましょう!」
理事長:「じゃあOKってことでいい?」

 

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             かのん:「えっ?」
                理事長:「どうかした?」

 

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        かのん:「いえ…とても素敵なお話だと思います」

 

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                  ちさと:「……」

しかしこの朗報に対して微妙に戸惑い気味なかのんちゃん。頭の両側面にある二つのお団子は高精度のレーダー探知機なのか、幼馴染のちぃちゃんはそのことを察知した模様。かのんちゃんの、あの時のトラウマが今よみがえる???

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        かのん:「ラーラーラーラー、ラーラーラーラー♪」

 

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          クラスメイト:「うぅ…もう次だよね…」
          クラスメイト:「アーアーアーアー♪」

 

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                  かのん:「大丈夫!」

 

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クラスメイト:「かのんちゃん!」
かのん:「歌は怖くない!楽しいものだよ!みんなが頑張って練習してこられたのは歌うことが楽しかったからでしょ?」

 

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かのん:「その気持ちで歌っていればきっと伝わる!この楽しい気持ちが世界中のたくさんの人たちに!だから歌おう!楽しく!」

 

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      アナウンス:《続きまして青山南小学校合唱部の皆さんです》
               かのん:「あっ…!」

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    このあと、かのちゃんがどうなったかは、すでに第1話で語られました。

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                 かのん:「……」

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かのんちゃんの複雑な心境を察したちぃちゃんは、かのんちゃんの抜きの三人と相談して、まずはメンバー一同で現地の下見ということになりました。

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小学校の校長らしき先生:「スクールアイドルっていうの?この学校の生徒でも憧れている子は結構いてね」
かのん:「本当ですか?」
ちさと:「嬉しい!」

ここで突然、意味もなく私事についての話になりますが、昔は仕事の関係で女子校の職員室まで通してもらったことはありましたが、小学校は大人になってからは選挙の時に体育館まで行ったくらいしかありません(←だからなんなんだ!?)

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       かのん:「ちぃちゃんいつもここでダンスしてたよね!」
       ちさと:「かのんちゃんだっていつも歌ってたよ?」
       かのん:「そうだっけ?」

ここでのちぃちゃんとの会話からすると、当時のかのんちゃんは小学校の教室の中で普通に人前で歌っていたようです。しかし、かのんちゃんにはその時の記憶がないらしく、それほどまでに心理的外傷を受けていたんですか!?(´・ω・)

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渋谷区立(?)青山南小学校の講堂は1,000席くらいありそうな立派なホールで、これは区民の文化会館とかも兼ねているんですかね? 小学校も文化会館もどちらも公共の財産で持ち主が同じ渋谷区なら何の問題もないですね(^o^)  

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さて、ここでエピソード第1話の某シーンを持ってきました。あれからステージに向かって行ったかのんちゃん。さて、どうなることやら。

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仲間をバックに従え一人でステージに立ったかのんちゃんは年齢不問の大勢の観客を前にして気絶してしまったのでした。。。

この時のかのんちゃんは、外見からするとまだ10歳にも満たない年齢くらいな感じで、もし自分などがかのんちゃんと同じ年齢で同じ状況にあったら、きっと大声で泣き出してオシッコも漏らして、その場から一目散に駆け出して逃げ出してしまったでしょう。もっとも、小学生だった当時の自分を振り返ってみると、かのんちゃんみたいな人望とかはハナから持ち合わせてなく、何の芸もない、人一倍学校嫌いな存在感の薄い児童に過ぎなかったですが。。。(^^;

大勢の聴衆とまともに向き合って気絶してしまったかのんちゃんでしたが、ある意味では果敢な行動であったとも言えます。

クラスの教室で20人くらいの親しい仲間たちの前で歌うのと、数百人の面識のない人たちの前で歌うのとでは、精神的なプレッシャーが桁違いに変わってくるでしょう。

そうでなくても、自我の成長期・拡大期というのは得てして他者(外界)との対立の溝が深くなっていく時期であると言えるかもしれません。

自分にとって「自化し得ない世界」の目には見えない壁に直面して、それに圧倒されて卒倒して気絶してしまった、可哀想ながらも果敢なかのんちゃんなのでした。

そう言えば、これは余談ですが、3年前くらいに1,300席くらいの文化ホールで地元の少年少女合唱団の舞台を観たことがありましたが、その合唱団のリーダーが小学校高学年くらいの女の子で、MCの時間になると彼女がステージ上で所属しているサークルの紹介とかを話したりするわけですが、その時の話しぶりがすごく明朗でハキハキしていて、「この子はきっと将来は立派な大人になるんだろうなあ。まったく可愛い殊勝な子だよなあ。」と、すっかり感心してしまったのを思い出しました。

ちなみに、今までに自分が一人で大勢の聴衆の前に立った経験については、100人くらいが自己最高記録です(^^;

それはさておき、ここのシーンはまだ第1話の続きです。

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かのん:「それ以来 大切な時ほど声が出なくなっちゃって。中学も合唱部入ってたんだけど大会とかはダメで。この学校の受験の時も…」

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             クゥクゥ:「歌が好きなのに?」
             かのん:「好きなのにね」

「受験に失敗」しても、かのんちゃんの場合はこのことによって彼女の人生で出会うべきものに出会えたようなので、これは「塞翁が馬」といった感じ???

希望する進路に進めたとしても、そこから希望する人生に進めるとは限らず、人生には希望を持ち続ける心の強さと、自分にとって意味の有るものと無いものを見分ける能力や、また必要が生じた時には我を忘れるくらいに一生懸命に、あたかも「イワンのばか」みたいになって生きてみることなどが大事になってくるでしょう。

何やらエラそうなことを語ってしまい恐縮ですが、ここから再び11話のストーリーの続きに戻りましょう。('ω')ノ

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          かのん:「ごめん。ちょっと待って」

 

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               かのん:「ちぃちゃん…」

 

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               かのん:「みんな…」

 

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             「…ラーラーラー、ラー♪」

仲間と手と手を取り合って、この場も何とか乗り越えられそうな、ひとまず安堵のかのんちゃんでしたが、ここでまた新たな試練のお知らせです(^O^)/

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    リエラちゃんのソロパート担当は満場一致でかのんちゃんに決定(^^♪

これを機に、ちぃちゃんは「かのんちゃんの本来の姿」を荒療治で復活させる意向をかのんちゃん以外のメンバーに伝えました。

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ちさと:「そのあとのライブもこの前の小学校の時もそう。かのんちゃんみんながいるから、一人じゃないって思えるから歌えるんだと思う」

 

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クゥクゥ:「それはよくないことなのデスか?仲間がいるから歌えるって素敵なことだと思いますけど」

 

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ちさと:「私もそう思ってた。でもね それって本当に歌えることになるのかな?ずっと今みたいな不安は消えないんじゃないかな?」

メンバーはいろいろと言い訳を作って、母校の小学校からの依頼を結局はかのんちゃんが一人で引き受ける状態へと持っていきました。

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かのんちゃんを一人にしてみんなで見送った後、ちぃちゃんは幼少期のかのんちゃんを知らない三人に、かのんちゃんの恐るべき潜在能力について語ったのでした。

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ちさと:「私ね、私小さい頃は何をしてもうまくできないと思ってた。自分は何をやってもダメですぐ諦めてた」

 

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     かのん:「最初からできないなんてそんなことあるはずないよ!」

 

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             ちさと:「でも…」

 

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       かのん:「私も一緒にやるから頑張ろう?せ~のっ!」

 

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ちさと:「あの笑顔はね、元気になる笑顔。安心して勇気が出て、見ている人が心から嬉しくなる笑顔」

 

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   ちさと:「私の知ってるかのんちゃんはそんな笑顔を持っていたんだ」

 

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ちさと:「だから今あの時のかのんちゃんを取り戻すことができたら、辛いことやうまくいかないことをいっぱい経験したかのんちゃんがあの時の気持ちを取り戻せたら誰にも負けないって」

   そして、青山南小学校にスクールアイドルさんをお招きする会(?)の当日

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       かのんちゃんには内緒で、実は会場に待機している4人

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   ここからは、かのんちゃんの「実存的、あまりに実存的」なシーンに突入。

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              かのん:「ちぃちゃん」

 

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             ちさと:「どうしたの?」


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かのん:「ありがとね。私みんながいたから歌えてた。それでいいと思ってた。でもそれじゃダメなんだよね」

 

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かのん:「誰かを支えたり力になるためにはちぃちゃんが頑張ったみたいに一人でやり遂げなきゃいけないんだよね」

 

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         ちさと:「うん。それに一人じゃない」
         かのん:「えっ?」
         ちさと:「いるはずだよ。あの頃のかのんちゃんが」

 

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     ちさと:《歌を全世界に響かせようとしていたかのんちゃんが》
     かのん:「私が?」

 

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かのん:「みんな!大丈夫だよ!歌は怖くない!楽しいものだよ!歌うのはとっても楽しいものだよ!」

 

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かのん:「みんなが頑張って練習してこられたのは歌うことが楽しかったからでしょ?」

 

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            かのん:「だから歌おう!楽しく!」

 

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             クラスメイト:「うん!」

 

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             かのん(女児):「怖い…」
             かのん(いま):「あっ」

 

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            かのん:「何でだろう…怖いよ…」

 

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           かのん:「そう怖かったんだ。あの時も」

 

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             かのん(いま):「それでも私は…」

 

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          かのん:「大丈夫。大好きなんでしょ?歌」

 

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               かのん:「フフッ」

 

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                 かのん:「んっ!」

 

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高校生になったかのんちゃんは、スクールアイドルとの出会いによって、ここ数カ月の間で内面的に劇的な成長を遂げることができました。そして今度は、これからトラウマを背負うことになる過去の彼女へと語りかけました。過去の自分と和解することによって、それまで彼女の心を縛り付けていた何かが吹っ切れたようです。 

かのんちゃんの場合は「現在の自分が過去の自分と和解する」ようなストーリーでした。いっぽう、µ's(ミューズ)さんの「ラブライブ!」TVアニメ2期第8話では、過去の幼少期の希ちゃんが現在の希ちゃんと和解に至るようなパターンになっていました。昔の希ちゃんが今の希ちゃんに向かって「よかったね!」と語りかけてきた感じでした。      

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またAqours(アクア)ちゃんのHAPPY PARTY TRAINのPVのストーリーでは、過去の幼少期の果南ちゃんが現在の果南ちゃんを励ますような展開になっていました。こっちは昔の果南ちゃんが今の果南ちゃんに向かって「元気出して!」と語りかけてきた感じでした。

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こうした場合分けに一体何の意味があるのかは自分でも不明ですが、これらのストーリーを自分自身の人生に当てはめてみると、現在の自分は何もかも全てが失敗しているような状態で、さらにこれまでに「恥ずかしい生涯を送ってきました」という思いが大変に強いので「現在の自分が過去の自分と和解する」ということはまず有り得ないような気がします。。。(^^;

それでも自作の過去記事を振り返ってみると、HAPPY PARTY TRAINのパターンは自分の人生においても現実味があるように思います。

自我の殻に閉じこもってしまうと、過去の悪夢にうなされたり、罪責にさいなまれたりして「失敗と挫折続きの罪と恥を重ねるだけの人生だった。今だってそうだ。こんな人生に生きる価値なんてない。死んでしまおう…」とか考えたりしますが、その一方で「世間の評価とは関係なく、死ぬまでに自分のなすべき仕事を果たさなければ…」という思いもあります。しかし思考や認識の主体が自我であるとはいえ、自我が「自己」の全てというわけではない。ここで一度、自我を超越して「いのちの立場」に目覚めてみる必要があります。

それはさておき、これからトラウマを抱えることになる運命の過去のかのんちゃんを優しく見送る現在のかのんちゃんでしたが、これからステージの方へと進んで行く現在のかのんちゃんは、内心ではきっと下の引用文にあるような覚悟を決めていたのだろうと思います。ちなみに、ここに記した文言はヘルマン・ヘッセ 高橋健二 訳『デミアン』(新潮文庫)からの引用です。

ああ、いまにして私は知った。この世の中で人間にとって、自分を自分自身に導く道を行くより、心にさからうものはないということを。

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     ひとり舞台に立ったかのんちゃんは「私のSymphony」を独唱(^^♪

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かのんちゃんが独唱で1コーラス歌い上げたところで、ちぃちゃんが感極まって、かのんちゃんに向かって反重力フライングボディアタック(?)、そして他のメンバーもステージの上へと乱入(???)

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5人でステージに立って「私たちの歌を聴いてください!」と観客にあいさつしてこのエピソードは幕を閉じました。しかし青山南小学校のリエラちゃんのステージは、たぶんここから「私のSymphony」の2コーラス目に入って、観客を巻き込んで「ララララ ラララララー♪ さあ!ララララ ラララララー♪」と会場全体が盛大に白熱したことが容易に想像されます。過去の個人的な体験からしても、きっとそうなったものと思われます(^o^)

去年の10月から今年の1月にわたって、リエラちゃんの1stライブツアーに配信組と現地組で9公演ほど参加して、個人的には、伊達ちゃんソロVer.の「GOING UP」がすごく好きでしたが、観客席の様子まで含めると、今思えば「私のSymphony」のここの数秒のところが最も印象に焼き付いたような気がします。ここのフレーズについては普段の日常生活でも口ずさんでしまうことがあります(笑)

これを2,000人でやって、8,000人でやって、そのうち55,000人でやれる日が来るんですかね? 来るといいですね! その頃には観客の皆さんも一緒に歌える世の中になっているといいですね!(^ω^)

歌は息の力。話によれば、「息の力」は「いのち」の語源とも言われている・・・これは前にも言いましたか。。。で、なんでここで言う!?(゚Д゚)ノ

それで何か言いたいかというと、それはつまり、今になって第1話を振り返ってみると、クゥクゥちゃんの熱烈な働きかけによって、かのんちゃんはついに「存在の根源」にまで触れて「本来の自己」に目覚めることになりました。そこで得た境地というのは、いわゆる「いのちの立場」とも言えそうなもので、このことはもしかすると自分が5年ほど前に投稿した過去記事に書いたこの文章の内容と重なるところがあるかもしれません。

……有限で儚い存在であるわれわれは「永遠の生命」に触れることとなり、――それは、閉塞的な動物的個我が「大きないのち」に触れることによって「小さないのち」が解放される瞬間でもあるが、――そこでわれわれは安心立命の境地を得て、それを基盤にして再び新しい物語が始まる・・・

  

TVアニメ1期の第1話で、スクールアイドルとの出会いによって、ついに覚醒の境地へと至ったかのんちゃん。それが「スーパースター!!」の物語の始まりでした。

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第3話になると、クゥクゥちゃんを巻き込んで、そのことをさらに鮮明に体験することができました。観客の一人一人のペンライトの灯りが「大きないのち」となって、ステージ上にいる二人にとっての「心のともしび」となったわけですね(^ω^)

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そして第11話は、かのんちゃんの「私を叶える物語」回となりました。ここで歌われた「私のSymphony」は大変に象徴的でした。かのんちゃんはここで「自分を自分自身に導く道」の真理について、自ら悟るまでに至ったようです。
TVアニメ1期を振り返ってみると、この「私を叶える物語」については、第1話・第11話が「かのんちゃん回」で、第4話・第10話が「すみれちゃん回」、第5話・第6話が「ちぃちゃん回」、第7話・第8話が「恋ちゃん回」であったのは明白でした。しかし、明確に「クゥクゥちゃん回」と言えそうなエピソードは自分にはよく分かりませんでした。TVアニメ2期は、もしかしたらクゥクゥちゃんがメインヒロインになるのかもしれません。知らんけど(笑)

ここまで見てきたことをまとめてみると、この作品の主要なテーマとなっている「私を叶える物語」についてですが、これは単に自我の欲求を満たすことを意味しているのではなく、その本質まで迫れば、――自我の立場から「いのち」の立場――このことが実質的な内容をなしているように思われます。

「私を叶える」と言いつつも、それを根源的なレベルまで掘り下げていくと、実はトランスパーソナルな普遍的な領域へと行き着くことになる。何ともパラドックスな話ではありますが、たぶん、これは真理です。とはいえ、何やら神秘的な真理です。

真の意味での「私を叶える物語」とは、自我の欲求を満たすだけの皮相的で現象的な中身に乏しい人生を謳歌するというよりも、いわば「深きいのちへの目覚め」であり、それによって「安心立命の境地」へと至ることを本質的な内容とする。それは人生における一つの到達点ではあるが終着点というわけではなく、むしろ新しい人生の出発点である。――「真の自己実現」とは、きっとそういったものでしょう。再びやり直せるところに希望があります。自由と平和の原理がここにあります。

また、それは己の独力だけでは決して成し得るものではなく、助け合える仲間や手助けしてくれる「他者」の存在を必要とします。他力本願、南無阿弥陀仏。。。

ちなみに、ここで言う「他者」というのは何もリアルな人間関係の範囲に限定されるわけではありません。生物・無生物、自然・超自然、現実・虚構などの別を問わず、外界に存在・実在するあらゆる事物・森羅万象が何かのきっかけで自分にとっての「他者」となり得る可能性を有しています。

自我の殻に閉じこもることなく、心が「世界」に、言い換えれば「いのちの立場」に向かって開かれていることが大事だと思います。

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          のぞみ:「うちだって、他者なんやで。」

結局のところ、「私を叶える物語」と「みんなで叶える物語」は過程や段階の違いであって、目指している地平は全く同じ場所にあるのだと、そのように思います。

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【#12 Song for All】

  

    これはTVアニメ1期の最終話に相応しいライブシーンでした(^^♪

第12話は「Starlight Prologue」のライブシーンに向けてストーリーが出来上がっていくような内容となっていましたが、「結ヶ丘女子高の生徒たちが総力を挙げてつくり上げたLiella!のライブ。さて、その結末やいかに?」みたいな感じで、ラストのシーンはTVアニメ2期への橋渡しにもなっていました。  

そしてまた「なぜ勝ちたいのか? なぜ勝たなければならないのか?」という人生哲学的なテーマを問いかけてきたりもしました。ストーリーの中ではかのんちゃんにとっての問題として扱われていますが、この哲学的な問いには普遍性があります。

 

ここから第12話のストーリーの内容に入って行くと、まずは東京大会地区予選を突破して東京大会出場に向けてさらに練習に気合の入るLiella!(リエラ)ちゃん。

        ちぃちゃんは容赦なき熱血スパルタ鬼コーチとなり、

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        ちさと:「ありゃ?気合い入りすぎちゃった?」
        クゥクゥ「足が棒ですぅ~!」

第11話でついにパーフェクト・ビーイングへと完全体となったかのんちゃんは、しまいにはこんなことを言い出す始末。それにしても、おれの人生にも再びこんなセリフが言えるような日が来るのだろうか。。。(´・ω・)

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かのん:「何か頑張った分だけできるようになっていくのって楽しいなって思って」  

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第7話で恋ちゃんが背負っていた重荷も急転直下で解決に至ったようです。今は天国の住人となられた恋ちゃんママの花さんも目を細めておられることでしょう。(´ω`)

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              れん:「お父様…」

         すみれちゃん、今回のプリティスマイル(^ω^)

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 すみれ:「ギャラクシー!私がセンターの歌で…センターを務めた私の歌で…!」     

        クゥクゥちゃんも可愛くポップにノリノリ(^^♪

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      クゥクゥ:「このまま一気に優勝まで駆け上がりましょう!」        
      れん:「東京大会の概要は発表になったのですか?」
      クゥクゥ:「今夜発表デス!」

下校時に市街地の中にあるアジトへと場所を移して会議を続ける5人。このファンシーな内装のお部屋はクゥクゥちゃんのアパートでしょうか?

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        《ついにラブライブ東京大会です!日程はこちら!》

 

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《メリークリスマース!ウォッホッホ!今回はリモートでそれぞれの学校ゆかりの場所からの生中継!それをオンラインでリレーしていきます!》

 「自分たちのステージは自前で調達しろ」という、これもまた過酷な課題(;´Д`)

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クゥクゥ:「クリスマス東京決戦デス!今回のルールはかなり特殊デス。自分たちのステージは自分たちで用意しないといけません」
かのん:「どこがいいんだろう?」

 

かのんちゃんが家に帰り着くと、アポなしで飛び込みのお客様がお待ちになっておられました。かのんちゃんの自宅は喫茶店なので、そういった意味でもお客様(^o^)

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              かのん:「ただいま~」

 

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             ゆうな・まお:「おかえり~」
             かのん:「ええっ!?」

 

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          かのん:「摩央さん!悠奈さん!?」
          ゆうな:「パー!」
          まお:「久しぶり。東京大会に向けて買い出しにね」       
          ゆうな:「遊びに来ちゃった!」

  

さて、ゆうちゃんの「パー!」は陽気で軽快な情熱の「パー!」でしたが、こちらの「パー!」はファンキーでヘビーな情念が渦巻くような「パー!」(1981年)

昭和のテクノ伝説と言えば、YMO・・・IMOではありません。

  

2月2日には”サニパ”ことSunny Passionさんの「HOT PASSION!!」がリリースされました。おめでとうございます(^^♪

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ここからは哲学的な問いのコーナーとなりました。TVアニメ「ラブライブ!スーパースター!!」はやはり教育番組!?

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     ゆうな:「さすが本番も近いから練習にも熱が入ってるみたいね」
     かのん:「はい!入学希望者も増えたみたいで今とても楽しいです!」       
     ゆうな:「パー!それがいっちばん!」
     まお:「お互い正々堂々最高のステージにしよう」

 

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           ゆうな:「でも勝つのは私たちだよ」
           まお:「君たちに負けるつもりはない」

 

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           かのん:「わ、私たちも負けません!」

 

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         ゆうな・まお:「ん?」
         かのん:「すみません!偉そうに言ってしまって!」

 

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                かのん:「あの…」

 

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まお:「意味?」
かのん:「はい。みんなは”優勝だ。勝ったら全国だ”とか言うんですけど私は歌で勝ったり負けたりってあんまり…」

 

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ゆうな:「じゃあ私たちに負けても平気ってこと?」
かのん:「いえ。いい歌を歌いたいって気持ちはあるんです。みんなとたくさん練習して最高のライブを目指したい」

 

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かのん:「でも私ずっと歌えないかもって不安があったから自由に表現できるだけでもう本当はそれだけで幸せで…」

 

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まお:「なるほどね」
ゆうな:「君の言うことは分かるよ。歌は競うものじゃないかもしれない。自分一人でも楽しめるしね」

 

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ゆうな:「だとしても競い合うことでより高め合うことができる。実際ラブライブが行われることによってスクールアイドルのレベルは格段に上がったと言われてるんだ」
かのん:「そうですか…」
ゆうな:「納得いかない?」
かのん:「いえまだそこまで気持ちが…」

 

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まお:「大丈夫。ラブライブで歌えばすぐ気付くはずよ。なぜみんな勝ちたいか。いや勝たなきゃって思うのか」

 

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             かのん:「なぜ勝ちたいか…」

この問いに対する答えについては、このエピソードの終盤になって身をもって知ることになるかのんちゃんなのですが、それにしても、ここのシーンになぜか神モブの三人組。彼女たちにはセリフはありませんが、「あそこにいるのかのんちゃんじゃない?」「何見てるんだろ?」「このことはかのんちゃんには内緒にしとこうよ」みたいなやり取りを交わしてたんですかね?

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そして翌日。スクールアイドル部の5人が東京大会で披露するライブの舞台セットについて会議しているところに神モブの3人組が登場。

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ななみ:「そこまで!」
かのん:「えっ?」
やえ:「ステージのことは私たちに任せてかのんちゃんたちは練習に集中!」

 

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かのん:「でも…」
ここの:「準備に忙しくてちゃんと歌えなかったりしたら私たちが後悔するの」
ななみ:「私たち1年生だけだからさ他の部活が大会に出たとしてもすぐ負けちゃうんだよね」
ここの:「その中でかのんちゃんたちはここまで頑張ってる」

 

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やえ:「かのんちゃんたちはこの学校の希望なんだよ。だから応援させてほしいの」
かのん:「みんな…」

ここで、大会用のステージづくりについては学友たちの方でやってくれる段取りとなりました。感動のライブを目指して一致団結えいえいおー!!! うーん、美談。

  そしてここからは1期の最終話にふさわしい感動のクライマックス!!(≧▽≦)

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                    やえ:「かのんちゃん!」

 

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        かのん:「あんまりなんじゃない!?」
                  やえ:「違うの!」

 

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           やえ:「すごくいいステージが出来そうだよ!」

         ここの:「ここよりもっとすてきな場所!」


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               かのん:「ん?」

 

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               かのん:「これって…」

 

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        ななみ:「この道を進めば」
        やえ:「かのんちゃんたちのステージが待ってる」
        ここの:「結ヶ丘のみんなで用意した最高のステージが」

 

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             クゥクゥ・れん:「わぁ…!」

 

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           ここの・ななみ・やえ:「頑張れLiella!」

 

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              学友:「恋ちゃ~ん!」

 

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              学友:「千砂都ちゃ~ん!」

 

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             学友:「すみれちゃ~ん!」

 

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              学友:「可可ちゃ~ん!」

 

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             学友:「かのんちゃ~ん!」

 

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             学友たち:「頑張れ~!」

 

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             学友:「いけ~!」
             学友:「ファイト~!」

 

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             学友:「急がなくても大丈夫!」
             学友:「足元気をつけて!」

 

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かのん:「すごい…!」
ここの:「学校のみんなで街の人に頼み込んだの。そしたらこの時間だけ自由に使ってもいいって」
ちさと:「ここで歌えるの?」

 

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      ななみ:「うん!街の人も協力してくれたんだ!」
      やえ:「私たちだからできる私たちにしかできないステージ」

 

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        ここの:「さぁ見せて!Liella 5人の最高のライブを!」
        かのん:「うん!」

 

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結ヶ丘の生徒たちが総力を挙げてつくり上げた至れり尽くせりの心温まる煌びやかな渾身のステージでしたが、残念ながら全国大会出場までは果たせませんでした。。。

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これに対して、全国大会出場を果たしたのはリエラちゃんの良きライバルであるサニパさんでした。この世界線ではサニパさんのステージは神津島村観光協会とタイアップして島民が総力を挙げてつくり上げた、ということになっているのでしょう。

背負う看板が大きい分だけ使命感も桁違いに重くなってくる・・・みたいな!?

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《コングラチュレーション!全国大会に出場する東京地区の代表はサニーパッションです!》

ここからは全国大会に出場できなかったことに対して、かのんちゃんや学友らが遺憾の意を述べるくだりとなりますが、その内容はどこか貴族的な精神すら感じさせるものでした。精神的に賤民のレベルだと、こんな発言は到底あり得ません。。。

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      かのん:「ダメだった。ごめん…」
      ななみ:「ううん。ありがとう。最高のステージだったよ」
      ここの:「私すごく誇らしくて感動した!」

 

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        ここの(?):「ごめんね…勝たせてあげられなくて…」

 

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かのん:「せっかくみんなが協力してくれたのに何もお返しできなかった。みんなが協力してくれたのに何も返せずおしまいになっちゃった!」

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かのん:「私勝ちたい!勝ってここにいるみんなを笑顔にしたい!”やった”ってみんなで喜びたい!」

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     かのん:「私たちの歌で、Liellaの歌で、結ヶ丘の歌で優勝したい!」

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              かのん:「いや優勝しよう!」

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かのん:「結ヶ丘女子高等学校スクールアイドル Liella!これからもっともっとたくさんの人に歌を届けよう!」

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          かのん:「Song for Me!Song for You!」
          リエラちゃん:「Song for All!」

ところで、故人となられた恋ちゃんママの花さんは、今回の事の始終を天国から傍観されて大変に喜んでおられたことでしょう。「これが私が夢に見た理想の学校。娘もよい友達に恵まれてよかった、よかった。いいぞ、もっとやれ!」みたいな(^ω^)

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さて、ラブライブ!東京大会に初出場でありながら2位にまで登りつめた新星リエラちゃん。それだけでも十分に輝かしい成果を収めたと言えそうなものですが、しかしここは愚民どもがうごめく畜生道などを遥かに超越した精神的な貴族たちの世界線

「なぜ勝ちたいのか?」という問いも精神的に賤民なレベルの発想では自己中心的な解答に終始してしまいそうなものですが、しかしここにいる彼女たちは、それとはちょっと訳が違うぜ。(・ω・)ノ

「全国大会に行けなかった、相手に負けて悔しい」というのもあるとは思いますが、それよりも増して「みんなの期待に十分に報いることができなかったことが悔しい」ということだそうです。崇高ですね。やはり教育番組ですね。(^o^)

 

「1期の最終話は、とりあえずキレイにまとめて次に続けたなー」くらいに思っていましたが、現実世界の底辺層の社会では、自分が優位に立ちたいがために平気で相手の足を引っ張ったり、会話をすればやたらとマウントを取りたがるようなバカどもが日常事となっていて、そこまで考えが及ぶと、この「精神的貴族のユートピア」な物語がいよいよ教育的に意義の深い内容に思えてきたりします。

現実世界に生息する精神的な賤民の愚民ども、あるいは己に対する訓戒として、このエピソードは「理想的なあるべき姿、模範的なモデル」を提示した。そのように解釈すると、理想化された虚構の世界の物語にも「虚構は現実の姿ではなく、真実の姿を写す鏡」といった意味でリアリティーを感じ取ることができるでしょう。

 

TVアニメ「ラブライブ!スーパースター!!」1期の第11話では「私を叶える物語」に一応の区切りをつけ、第12話では「みんなで叶える物語」の展開となりました。TVアニメ2期は「みんなで叶える物語」のエピソードが中心になってくるんですかね? 楽しみにして待っています。(^ω^)

それで、ここで今回もまた「マズローの欲求5段階説」の図が登場するわけですが、これを見ると「私を叶える物語」は「自己実現の欲求」に該当し、「みんなで叶える物語」は「超越的な自己実現の欲求」に該当しそうです。

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ラブライブ!シリーズ」の物語というのは基本的に、欠乏欲求から成長欲求へと「超越せよ!」みたいなところがあって、それが根幹的なメッセージになっているのではないかと、そんなことを考えることがあります。

さて、マズローの仮説では、下位の欲求が満たされてから上位の欲求が発生する、というのが基本的な考え方だったと思います。

人間というのは「社会」の中を生きながら同時に「世界」の中を生きています。人間にとって「社会」というのは表面的で現象的なもの、「世界」は根源的で本質的なものだと思います。

それで何が言いたいかというと、社会的な地位や名声などの目立った承認が「社会」の方から得られなくても、「生かされている自分」に気付き、それが実感できるようになると承認欲求は自ずと満たされる。「社会」からの目立った承認がなくても「世界」からすでに無言の承認を受けているから、そこで欠乏欲求から成長欲求へと超越できるパターンもあり得る。そういった理屈も成立するように思います。

このへんに関しては、哲学的あるいは宗教的な「世界」についての気付きと学びが、いよいよ大事なことになってくるでしょう。

そして、過去の悪夢にうなされながらも、罪責にさいなまれながらも、――そうした人生の中においてでさえ、たとえ一時的であるにせよ――時として、それをも超越して、人生の残された時間で、一度きりの人生で、自分が己の人生でなすべき「仕事」をなさねばならない。

 

今回の記事は以上です。画像の貼り付けがやたらと多く、内容の方は至って乏しいものとなりました。。。(^^; それでは皆さん、ごきげんよう(^o^)/